【CD聴くべ】ベートーヴェン&ブリテン「ヴァイオリン協奏曲」(ヤンセン盤)

・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
・ブリテン:ヴァイオリン協奏曲 作品15
ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン)
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン(ベートーヴェン)
ロンドン交響楽団(ブリテン)
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
録音時期:2009年7月18-19日(ブリテン)、7月30日&8月2日(ベートーヴェン)
録音場所:ロンドン、アビー・ロード・スタジオ(ブリテン)、ハンブルク、フリードリッヒ・エーベルト・ハレ(ベートーヴェン)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3675748
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、以前はクソ詰まらん曲だと思っていたんですが、この曲の魅力は旋律美だよ、という類いのことを友人のヴァイオリン奏者に言われて以来、なんとなく開眼。以前は旋律美って視点がすぽっと抜けてたんですなあたくし。
そういう経緯で好きになったからか、ひとつのフレーズに一弓入魂しちゃうような演奏や、ブロック単位で山場を作っちゃうような演奏だといまいち乗りきれず。集中力途切れちゃうんですよねー。
そこいくと、このヤンセンのソロは理想的なもののひとつ。スーッと横に流れて、尚且つ入りも終わりもフレーズや音が崩れない、素晴らしいソロ。
パーヴォ率いるドイツカンマーフィルは室内楽と見紛うほどに見通しの良い演奏を披露してソロと絶妙に絡みつつ、いざトゥッティでは縦のエッジを効かせて(しかしけして過剰ではない)ソロとの対比を出しています。つくづくナイス。
流麗一辺倒だとこの曲の第一楽章なんかは飽きちゃうんですが、緊張感が途切れずに全曲一挙に聴きとおせます。
古楽路線で統一するでも現代楽器路線に集約するでもなく、オケとソリストがそれぞれ持ち味を出し合った感が爽快です。
ロンドン響を起用してのブリテンはこの曲のファーストチョイスになるべき素晴らしいパフォーマンス。ちょっと前に出たツィマーマン盤も良かったですが、この演奏はそれを忘れさせるくらい鮮烈。オケの充実度が段違い。
パリ管も結構ですが、パーヴォとロンドン響なんか最高のパートナーだと思いますな~。











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