【CD聴くベ】ブラームス「ドイツ・レクイエム」(YSO LIVE)
松田奈緒美(ソプラノ)
久保和範(バリトン)
山響楽友合唱団
山形大学学生有志(合唱)
山形交響楽団
飯森範親(指揮)
録音:2007年12月23-25日、 山形テルサホール
DSD-Recording
YSOといっても与野・さいたま新都心・大宮ではなく「やまがだ・すんふぉにー・おーけすとら」のことです。山響ね、山響。
なんか今回からSACDではなく通常CDになり、ライナーノーツの厚さとか紙質とか、微妙に安っぽく変更。まぁSACDにするメリットもYSO LIVEに関しては微妙なので、別に構いませんが・・・。
さて今回の曲目は難曲ドイツ・レクイエム。
ライヴで取り上げていたのは認識してましたが、まさかこの曲をパッケージ化するとは思いませんでした。
山響と合唱団は果敢に挑戦し、時折成功して多くの局面で玉砕してます。自分自身大好きな曲だし意欲は買いまくりますが、さすがにドイツ・レクイエムは厳しかったナ・・・というのが大筋の印象。
当然のことながら小編成ゆえに気づく美しさや構造もあって、ハッとさせられるところも多いのは確かです。実際、現代楽器でいうと山響規模での録音ってのはあまり例がないはずです(てか、それだけボロも出易い難しい難曲なんだと思うんですが)。
さあればこそ、というべきでしょうか。かえって緊張感が維持できなかったり音程やアンサンブルの粗が目立ってしまい、実に惜しい1枚です。
国際的な一流オケの録音であってもなかなか「演りきったぜ!」感のある演奏には巡り合えない曲のひとつだな、と思ってはいましたが、こうやって身近なオケの演奏で聴くとそもそも演奏が難しいんだろうと実感します。
おいそれと出来る曲ではないと思いますし、オールセッションでもっと作り込んでも良かったんじゃないか・・・て、KDMはそればっかゆってますが(笑)。音楽ソフトは、神経症的にもりもり拘って作ってほしいんですよ、まじで。
楽理的にとかじゃなくて適当にあてずっぽうで言うんですが、この曲は小編成の方が映える箇所と、大編成向きな箇所がひとつの楽章の中でさえ混在しているような曲なのかもしれません。
とくに弦セクションについてはそういう雰囲気を感じます。管の動きを潰しちゃうと意外とのっぺりした曲に聴こえちゃうきらいがあるし、だからといって薄いと雰囲気出ないし・・・。
で、相変わらず歌のことはよく分かりません。が、やはりお世辞にも巧いとは言えないような。
独唱は好き嫌いはともかく一線でやってるプロの迫力、抑制、均整、洗練を感じさせますが、合唱はよく訓練したとは思いますがやはり素人っぽさが拭えません・・・。
なんだか厳しいこと書いてる気がしますが、山響に対するKDMのポジションはサポーターなので、愛ゆえに、ということでご容赦を。その意気やよし!とだけは思ってますでな。まぢで。



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