【CD聴くベ】ストコフスキー管弦楽編曲集
ムソルグスキー:
交響詩「はげ山の一夜」(1939)
歌劇「ホヴァーンシチナ」~第4幕への前奏曲(1922)
歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」の交響的合成 (1936)
組曲「展覧会の絵」
チャイコフスキー:
2つの小品 Op.10 ~ 第2番 ユモレスク ト長調 (1941)
ラトガウスの歌詞による6つの歌 Op.73 ~ 第6番 再び、前のように、ただひとり (1936)
ストコフスキー:
スラヴの伝統的クリスマス音楽 (1933)]
(録音: 2004年9月 イギリス、プーレ、ライトハウス)
ホセ・セレブリエール指揮/ボーンマス交響楽団
(NAXOS)
こないだサロネン&ロスフィルの演奏する「禿山」原典版を聴いていて、そういえばストコフスキー編曲版ってのもあったなぁ、と思い出しまして、気になったのでさっそくセール中のNAXOSの奴を買ってきました。
全曲すっげ楽しいCDですが、やっぱり原典版やリムスキー・コルサコフ版と聞き比べ出来る「禿山」、原曲のピアノ版やラヴェル版との聞き比べが出来る「展覧会の絵」が抜群に面白いです。
「禿山」は原典版のバーバリスティックな雰囲気を継承していてナイス。
「展覧会の絵」も、天才的な編曲といって良いラヴェル版と比べてもまったく遜色なく、荘厳な迫力ではむしろ勝ってるくらいの出来。弦の響きの作り方なんてストコフスキー節が効いててほんとに美麗。
てゆうか、ストコフスキーは天才ですね、ほんとに。
彼の通常レパートリー演奏時もそうですが、どこをどうすりゃオーケストラが鳴るのかってツボをよく分かってる。
しかも、汗びっしょりでハァハァ言いながら扇動するみたいなんじゃなくて、ツンとすました顔して踊るような指揮で鳴らすのがカッコイイ。
いま、こういう編曲とかを含めた、計算ずくで盛り上げまくる指揮者ってのが居たらKDMは多分聴きに行くと思います。
アンドレ・リュウとかの方法論をロマン派やバロックのもっとヘヴィーなレパートリーに適用したり、宇野功芳の演奏を「精神」とか「表現」みたいな下らないものから切り離してやってみると、それっぽくなるかな。まぁ、宇野のは彼や彼の信者がなんと美化しようと、実際は「お馬鹿&お笑い演奏」ですからね(褒めてるんですよ、これw)。精神とか言い出すから頭くるだけで。
編曲だけに限って言っても、昨今のクラシック業界は原典原典言い過ぎですから、もっとやってみても良いと思うんだよな~。
(だからといって原典を追求することの重要性や面白さが薄れるわけじゃないしさー。)
とくに楽器編成とかメンバー編成とかの制約のある団体も多いだろうし、そういうときは無理して原典へ回帰するより、思い切って編曲しちゃった方がその集団のポテンシャルって発揮されたりするもんじゃないっすか。



こんにちは。
同じコンビで第2集が発売されていましたね。
曲目を見たら、パーセルの編曲なんかもあって、かなり惹かれたんですが、財布が買っちゃダメだと言っていたので、今回はお見送り・・・
ストコフスキー編曲ものですが、以前話題になった小澤/ボストン響以外では、家にはナッセン/クリーヴランド管(DG)とサヴァリッシュ/フィラデルフィア管(EMI)があります。どちらもいい演奏です。
ストコフスキーは、人物として興味がありますね。奇矯なグールドを受け入れる度量の広さとか、初演魔であるとか。
Posted by: shogo | November 06, 2006 at 16:01
しょうごさん、こんにちわ!
>第2集
これも先日買って来ました!
パーセルは「ディドとエネアス」からの曲ですよね。
「アート・オブ・コンダクティング」ってDVDで映像を観たことがあって、とても印象に残る曲です。
>人物として興味
まったく同感です!
Posted by: KDM | November 06, 2006 at 23:11